企業の事業性と社会性は両立できるか!バランスを工夫する手法は?

 

企業の性格は!

企業経営の最高責任者である経営者の席に座ったあなたの企業はどのような性格を持っていますか。

これからの経営の基本方針を確立するにあたって「企業の事業性」と「企業の社会性」を考えてみてください。

その「事業性」と「社会性」が明らかになったら、企業の事業性と社会性の均衡をはかるための手法を工夫してみましょう。

企業の「事業性」とはなにか!

 「事業」のカテゴリーは?

 企業の「事業性」を考えるときの「事業」とはなんでしょうか。

社会的な大きな仕事

この意味では、「公益事業」につながりやすくなります。「公益法人」の事業がこれにあたります。ただ民間の事業でも社会に大きな利益を及ぼす事業も考えられます。

生産・営利を目的とした経済活動

この意味では、民間の「私益企業」につながります。

企業の「事業性」評価とは?

企業の「事業性」とは、その事業の有望性、将来に向けての可能性などをいいます。

この「事業性」の評価は、その「ビジネスモデル」、「経営力」、「財務力」、「技術力」などの視点から、事業の成長性を評価するものです。この評価は金融機関から融資をうけるときに、融資の可否を判断するための重要な資料となります。

そのためには、次のような項目を記載した「事業計画書」を作成し、これを金融機関に対して説明することが有効ですから、おすすめします。

  • 経営理念・経営ビジョン
  • 概要・沿革・実績
  • 自社の強みや課題
  • 外部環境分析(市場・顧客のニーズ、競合の状況など)
  • 将来に向けての経営方針
  • 具体的な行動計画等
  • 数値計画(損益計画・投資計画・資金計画等)

 

企業の「社会性」とはなにか・

それでは企業の「社会性」とはなんでしょうか。

その社会における生活の安全性、身体障害者の雇用促進など社会基盤を整備する必要に応じて、一定の企業に制約を課することがあります。

このように、すでにその営業活動によって最大の利益をあげている企業に対して制約を課することになります。するとその結果、必然的にコストが上昇し, その利益は減少することになります。

このように企業は、国や地方公共団体の政策に基づいて社会的に一定の制約を受けます。これを「企業の社会性」といいます。

企業の「事業性」と「社会性」との関係は!

 それでは、このような企業の「事業性」と「社会性」との関係はどうでしょうか。

この両者は、対立した関係にあるのでしょうか。それとも両立する可能性があるのでしょうか。この点については考え方がわかれています。

企業の「事業性」と「社会性」は対立関係にある(絶対的見解)。

この発想によれば、ビジネスが最大の利益をはかる企業であるかぎり、その企業の事業性と社会性を両立させることはできないから、両者は対立した関係にあるという帰結になります。

この発想によれば、ビジネスは「事業性」か「社会性」かのいずれかを選択することになります。

企業の「事業性」と「社会性」は対立関係ではなく依存した関係にある(相対的見解)。

この見解によれば、企業の事業性と社会性は相互に依存した関係にあるから、これを両立させる可能性があります。

この見解によれば、「事業性」と「社会性」を両立させるために、営業上の工夫をすることになります。

企業の「事業性」と「社会性」を両立させよう!

 これまでの歴史的事実として、利益を高度に優先させるビジネスが、多くの社会問題、経済問題、環境問題をもたらせています。

こうした現象を改善するためには、「事業性」と「社会性」を同時に実現できる経営戦略をうちだす必要があります。

これは「共通価値の戦略」といわれる経営哲学によるものです。

こうしてその社会におけるニーズに対応して生産・供給・流通をはかり、その社会的な価値を創造していくことが重要です。その結果、経済的価値も創造され、適切な利益をあげることに結びつくことになります。

その経営戦略としては、生産コストの低減、流通経路の合理化、営業網の改善、人件費の節減など、いろいろな工夫があるはずです。

こうした経営上の工夫と努力によって、社会性に基づく制約からくるマイナス要因をカバーしていき、企業経営の合理化に専念することが大切になります。

まとめ

このようにみてきた結果、あなたが経営する企業の「事業性」および「社会性」の中味を見直すことができました。

企業は基本的には利益組織ですから利益を確保しなければなりません。

しかし、企業の事業性だけでなく、その社会性にも着目して、この両者をともに活かせるような工夫をして経営の合理化を徹底し、企業としての社会的責任を果たしていくことをおすすめします。

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