見られるときには!
企業の経営者といえば、政治家、俳優、タレント、アナウンサーなど有名人とおなじように、社会から見られる立場になります。
そこで、いわばカメラを当てられる客観的な被写体としてどんなポーズをとるべきかが問われます。
このように、「見られる立場」からはどんな素顔を見せるべきでしょうか。
ここでは、企業の経営者の視点から、そのポーズの撮り方をご紹介しましょう。
見られているという意識が必要
企業の経営として社内はもとより取引先、ユーザー、マスコミなどから、その動向を見られる立場に立った以上、これにうまく反応して、社内的にも社会的にもプラスに評価されやすい姿勢をとらなければなりません。
この環境にうまく反応していくためには、精神的な側面において、「いつも見られているという意識」が必要になります。
われわれは、社会生活において「相手を見る」ことは意識しやすいのですが、「人から見られている」という意識をもたないことが多いでしょう。
それというのも、自分が気づかないところでも、というところまでの意識を持つことはしにくいものだからです。
しかし経営者として「見られる立場」になったのですから、この心理状態を修正しなければなりません。
いつでも、どこでも「常に見られているという意識」をもつようおすすめします。
これこそ、見られる立場に立った被写体としての基本的な腰の据えかたでしょう。
若い経営者のポーズはどうでしょうか?
企業において若い経営者はどんなポーズを撮るべきでしょうか。
- 営業網などの変化を喜んで受け入れましょう。
- 元気づけられ、刺激を与えられたときは、これを素直に受け止めます。
- 部下・顧客・取引先など人の意見を取り入れることが大切です
- 常に改善しようとする意欲をもつとことが重要になります。
- 売上高など業務稼動の結果を重視しましょう。
- 少し高めの目標を設定して、その達成に努力していきます。
このようなポーズを撮れば、社内からはもとより、社外からの信用も高まり、営業成績を上昇させていくことができるはずです。
このポーズで活発に業務をすすめることをおすすめします。
見られるポーズを撮るコツは?
それでは、経営者として凄腕の経営マンと見られるためのポーズを撮るコツはどうでしょうか。
集客依存低価格至上主義
これは、事業にとって集客が最も重要であり、そのためには価格を下げることが一番効果的と考えていく姿勢ですが、 このポーズはおすすめできません。
この手法では、かえって経費の負担が増えて利益の増加にならない恐れがあります。
経費節減至上主義
これは, 事業の健全化を経費節減によって実現しようとするポーズです。
もとより経費を節減することは大切ですが、これを強調しすぎると、かえって顧客に対するサービスが低下し、ユーザーが減少する可能性がありますから、おすすめできません。
戦術依存主義
これは、事業にとってサービスが重要という考え方によって、継続的に利用動向を分析して集客対策や売上対策を練っていくというポーズです。
この姿勢では、「戦術」によって目的を達成しようとし過ぎますので、実際に実行していくスタッフの理解やモチベーションを得られないことがあり、あまり効果を期待することができません。
ですからこのポーズはおすすめできません。
施設至上主義停滞型
これは、施設の魅力が事業にとって最重要であると考えた姿勢ですが、あまりにも慎重になりすぎ、結局のところ何もできなくなる可能性がありますから、おすすめできません。
現場第一主義
この発想は、利用者が何を期待しているのか、どうすればスタッフが仕事のやりがいを感じるかなど、現場第一の考え方です。
このポーズは、マイナス要因もありますが、プラス面のほうが評価されます。
長期安定型
これは財務戦略・人事戦略・マーケティング戦略・競争戦略を効率的に構築し、事業の維持継続への意識を高めていくポーズです。このポーズでよいでしょう。
まとめ
これまで見てきた結果として、企業の経営者として企業の内外から「見られる立場」に立たされた場合に、被写体として撮るべきポーズのコツがあきらかになりました。
このようなコツを巧みに活用し、社内で信頼されるだけでなく、取引先、マスコミなど社外からの信頼も昂揚し、経営する企業を発展されるようおすすめします。